| 出船前 サバティーをいただきほっこり。 |
人生一番の思い出はたった2日で更新された。
息子の小さい頃からの夢、「マングローブを見ること」
が叶ってしまったのだから無理もない。
参加したのは、現地のツアー会社NIXIBIX TOURSの
「ムンカボン川 マングローブ&蛍ツアー」。
現地在住の日本人女性が、現地の暮らしや文化を紹介しながら
ガイドをしてくれる。大手のツアーと違って、
マレーシアのふだんの生活に少しだけ入り込めるような素敵なツアーだった。
| 桟橋より |
ツアーに参加するまで、恥ずかしながらマングローブは樹の名前だと思っていた。
ガイドさんと息子に教えられ、「淡水と海水の入り交じる地帯にある森の総称」
だということを知る。主にヒルギ科の植物がマングローブを成しているのだそうな。
| 心奪われ中。 |
陽が沈みつつある川を小さなボートで遡上し、マングローブに向かう。
どんどん川幅が広くなり、巨大な緑の固まりが近づいて来るにつれ、
息子が無口になっていく。完全に景色に心を奪われてしまっている。
| 広大なマングローブ |
残念ながら干潮で水かさが少なく、支流に入っていくことはできなかったが、
船頭さんが出来るだけ近くまでマングローブに近づいてくれた。
ボートの底をこするくらいの浅瀬まで上げてくれたので細部まで観察できた。
| メヒルギの根っこ。息子はこのフォルムにしびれるらしい。 |
黄色くなっている葉っぱが数枚あるのだが、
ガイドさん曰く、メヒルギは塩分を一枚の葉っぱに集めることができるそうだ。
そうして栄養分たっぷりの養分と水を吸収する。
海水のある環境に適応するための小さな生命の神秘がそこにあった。
| メヒルギの種 |
種は写真のように長細い形。このとんがっている部分が泥状の地面に刺さり
根を張って成長する。根は気根と呼ばれカニなどの小動物のすみかになっていて、
小さな生態系を成している。成長はとても早く、
20年ほどでりっぱなマングローブができあがるらしい。
熱心に話に聞き入る息子。そして目線はやはりマングローブの種へ。
どうしても持って帰りたいらしく、ガイドさんに三つ採ってもらった。
飛行機にはつめないよ、と念を押し、船はさらに上流の水上民族の村へ向かう。
「ラフレシア、二番になった」
夕焼けに沈む川の左右に広がるマングローブを見ながら、
息子が少し興奮気味につぶやいた。
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